2018年08月14日

「アグリ・夢・みらい塾」 に参加して

3週間前の話になりますが…、7月23日(月)岡山市にて「第3回 アグリ・夢・みらい塾」が開催されました。

この企画は岡山県内の農業高校等が中心となり進めているもので、
農業高校に通う学生さんが、地域の若手農業経営者から農業の魅力や実際の経営内容について聞いたり、農業者や大学生との交流を通して、将来の新規就農のきっかけづくりになることを目的に、毎年開催されています。

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まずは参加されている農業者の皆様よりの自己紹介。
以前から決まっていたこととはいえ、西日本豪雨災害の影響も続くなかでの開催。なかには田畑に甚大な被害を受けた農業者もいらっしゃり被害状況を報告されていましたが、“前向きに歩みを進めていこう!”とお話される姿がとても印象的でした。

その後、グループセッション、クイズ大会(*クイズの問題は、豪雨被害の被害額や面積など現状の課題をふまえたものから、生産技術に関するもの、岡山県産農産物や自社製品にまつわるものまで幅広い内容でした)、農業大学校の卒業生で農業法人で働く若手社員から就農秘話を聞くなど、盛りだくさんな内容でした。

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会の最後に「農業で働くイメージができました!」と感想を述べる高校生の姿に、この会の意義を感じました。

一方、農業高校に通っているとはいえ非農家の学生さんも多いそうで、
「職業の一つに農業を考えた場合、就職先となる農業法人の数が少ないため、就職よりも新規就農になる」、ともお聞きました。

ふと、他県の農業関係者からも同様の話(就職先となる農業法人が少ない)を聞いたことを思い出し、
「農業の担い手不足が叫ばれるなか、農業で働きたいと考える若者がいる一方で、就職先としての農業を考えると“狭き門になる”という現状が、どの県にもあるんだなぁ」と実感しました。

たしかに、県内のみで考えると限界があると思います。
しかし、視野を広げ全国規模で考えると、「農業に熱い若者を雇用したい」と考えている農業法人さんや、独立支援をされている経営体も数多く存在します。

今回参加された農業者の方のなかには、「県外に出たり、外国に行ったりして、視野を広げることも大事だよ」とお話をされる方もいらっしゃいました。
農業高校の関係者の方からは「地元志向の学生も多い」ともお聞きしましたが、学生さんのなかに「将来は地元で暮らしたい!地元で働きたい!」という確固たる気持ちがあれば、そうした外での経験は将来様々な場面で活かすことができると思います。

「農業における担い手の確保・育成」は、日本全体が一丸となり取組んでいく課題だと思います。
県の企画なので「全国規模で考える」ということは難しい面もあるかと思いますが、こうした地道な取組みが全国の教育機関で展開され、県を超えて連携することで、新たな解決策が見えてくるのかもしれない、と取材を通して感じました。関係者の皆様、ありがとうございました。

*「うちの県ではこういう取り組みをしているよ!」「すでに全国的な取り組みもあるよ!」というご意見があれば、ぜひお教えください…!
posted by NOPPO at 13:08| Comment(0) | 取材